2023.06.08 01:29「今のうつわ これからの器展」ひょんなことから、多治見本町にあるオリベストリートなる存在を知り、ふらっと出かけてみたら、日本情緒漂う街並みに、心が和らいだよ。食べ物もおいしかったけど、ギャラリーvoiceで開催されていた個展にときめき。もうね、ぶらっと立ち寄って、作家さんの個展が無料で見られるって、いいの?本当に?みたいな。都会だったら、ありえないでしょ。これ。しかも、買えちゃう。売り出し始めの若い作家さんだからか、手を出そうと思えば出せちゃう価格なのも、ときめくわけですよ。一目ぼれした作品がたくさんあったけど、限りあるお財布しか持ってないので、本能に相談し、一つゲットしてみました。(#加藤浩高 さんの器にしました)素敵な器って、テンションあがるわーーー。令和5年6月3日から7月3...
2023.05.27 00:10お稽古の風景いけばなのお稽古って、どんな感じなんだろう?みたいな視点で投稿してみようかと。他所が、どんな感じなのかは、わからないので、あくまでも、私のところではこんな感じだよーっていうだけです。はい。まず、生徒さんが自分でいけます。初心者の方でも、わからないなりに、茎を切り、剣山に挿してもらいます。次に、私からの目線になりますが、生徒さんが、どう作り上げたかったのか?を読み取り、そう仕上げられなかった部分について、手直しをします。生徒さんのイメージを、私が読み切れなかった場合は、別の切り口からのアプローチを勧めて、私がいけてみせます。出来上がったいけばなを、よく観察していただき、一旦、剣山から全部はずします。そして、自分でいけなおしていただく。そして、写真を撮りた...
2023.05.20 00:35日々の生活に根付くからこその文化いけばなのお稽古をしていると、いけばな展のための練習なのか?みたいな疑問がふつふつと湧いてくる瞬間があって。いけばな展って、普通の人にとって、日常ではないし。日々の暮らしに、自然と溶け込んで所作となるものこそが、文化として根付くんだろうと考えておりまして。そこを重要なポイントとしてとらえ、小さな空間に、そっと添えられるいけばなとして、八代流ではポケットフラワーというジャンルがあります。文化として、日常に何気なく添える生け花、という視点を重視していけてみたら、Instagramでバズってビックリしています。(私の投稿の中では、という意味ですけどね)自宅にあるものを利用して、小粋ないけばなを活けてみませんか?
2023.05.09 01:31杜若を活ける。5月の初旬に、丈のある杜若が手に入るとは思っていなかったから、久しぶりに興奮。愛知県内の市場に、地元の杜若が出回る時期が、本当に短くなってきていて、大きく活けるという、名古屋特有の文化が消え去っていくのではないか、という懸念さえ感じてしまう昨今なのです。年間を通じて、安定した活けやすさを考えると、京都の杜若園芸さんで入手する方法が一番いいのかな、とは感じていますけどね。ってことで、手に入るときに、触らないと、いつ触れるかわからないっていう状況になってきたので、早速弄ってみました。杜若の状態は、こんな感じです。
2023.04.04 08:08ストーリーズInstagramのストーリーズの加工が、エグい。簡単に加工できるし、かっこよくなるし。canvaより簡単!何よりも、印象がめっちゃ変わるから、お勧め!ってことで、渋い加工ができたので、ご機嫌な昼下がり。
2023.03.25 02:08折りどめ茎や枝を、折り曲げて花器に固定させる方法を、「折りどめ」といいます。剣山のなかった時代に、どうやって花材を花器の中で固定させたらいいのだろうか?!ってことで、生まれた手法です。いけばなという文化が、庶民に浸透し始めた頃の発想なので、その後、マタギやら、ヤゲンといった道具を用いる方法が生み出されていきました。考え出された手法によって、別の流派が立ち上がっていくことになったのも、必然だったのかもしれないですね。より生けやすく、より美しく。常に、次へ次へと、目標を掲げていく熱心さは、凄いなぁって思います。こういうのって、日本人のDNAに刻み込まれてますよね。きっと。で、現在の我が流派は、時代が作り出した便利な道具、剣山を花器の底に敷いて活けますが、昔の手法で...
2023.03.23 01:45大輪の菊菊のお生花を活けるとき、大輪に咲く菊を蕾の状態でゲットします。特に念入りに、丁寧に仕上げたいときには、蕾の状態の菊を、時間差で2度ゲットします。時間差によって、蕾が膨らみ、開花を始めるから。一作品の中に、それらの状態の花を入れていくわけです。まぁ、ここまでやろうとする人は、かなりの上級者ってことにもなります。今回は、いけばな展で使おうと思って用意した赤い(紫ですが)菊。早めに購入して開花を待ち、追加で購入しようとしたら、時期が悪かったらしく市場に出回らないというアクシデントが発生。菊のお生花には、蕾の状態の菊が必須条件ってことでもないんですが、固い蕾から、開花の始まった状態のもので、「時」を表現したかったので、諦めた。諦めた。諦めた。詰めが甘かった。涙...
2023.03.22 04:36山茱萸完成いけばな展前日、枝の細部を撓めして完成です。力を入れ過ぎて、枝を折ってしまったら、後に引けないので緊張しまくる瞬間です。もうね、いけばなは、スポーツか?!くらいの勢いになります。お生花をご存じない方にとっては、地味ないけばなに見えるようですが、活けてる人にとって、お生花って、WBCで侍ジャパンが優勝した瞬間のあの緊張感と興奮と同義語!くらいの勢いで、アドレナリン出まくるので、お生花の作品を見ると、他人の作品であっても、こぶしを握って、ガッツポーズしたくなる瞬間に出会うわけです。ってか、こればかりは、体験したことない人には、わからないと思います。私の語彙力のなさを、突っ込まれても困るので、この辺にしときます。ってことで、完成がこちら。
2023.03.22 04:26山茱萸その後いけばな展が、無事に終わりました。山茱萸の途中経過画像を、順を追って掲載していく予定だったのですが、夢中になりすぎて、写真を撮ることを忘れてしまいました。(反省)ってか、何ですね。直径5センチほどの枝を切断するために、電動ノコギリを購入したのですがもう少しいいものを買えばよかったと、反省しました。それでも、手作業オンリーで切断することを考えると、優秀ですけどね。今回は、三重切という竹の器に、山茱萸を配置させるべく、枝を読み、切り落とす作業をし、組み合わせていきます。曲(きょく)が、合わないところは、現地で撓めして形を整えます。とりあえず、3段に配置が終わり、枝を保管しようと作業を始めたときに途中経過写真を撮ることを思い出したので、一枚いっときました。
2023.03.16 01:33力強さとは。いけばなにおける表現としての、力強さって、いったい何だろう。ってのは、永遠のテーマなのかもしれないのですが、とりあえず、興味を持って立ち止まってみたわけです。そしたら、辿り着いたところは、幹の太さなのではなかろうかと思って。で、いけばな展用に、注文した枝がこちら。「幹の太いとこが欲しいです♪」っていう注文の仕方をしました。想像を超えてきたお品が、こちら。
2023.03.06 05:03カイハリ江戸時代に流行りだした生け花の、お生花(格花)主流は、5体活けでした。その頃の、花器に活けるときの枝の固定方法は、竹を用いるものが主流でした。時が流れるにつれ、5体活けから3体活け生まれ、様々な知恵が生まれていきました。そして、マタギが生まれ、ヤゲンが生まれていったわけです。人の持っている美的感覚の追求って、とどまることを知らないなって思います。欲望という業なのか。向上心という業なのか。いずれにしろ、止まってしまえば、衰退が待っているだけなのですが。そんなこんなで、八代流は、5体活けをする流派です。お生花の固定方法は、カイハリが主体となっています。カイハリは、主に竹で作りますが、竹がなければ、残った花材を切って花器のサイズに合わせて作ります。画像貼って...
2023.03.06 01:13小豆柳の筋活け⑦ざっくり曲をつけたら、仮止めしてある紐をはずし、あとは、一本一本丁寧に枝の曲を修正していけば、完成です。できあがりは、こんな感じです。五葉舎の会の仲間たちの作品も、追って紹介させていただきます。力作ばかりで、勉強になりました。メンバーは、若い方ばかりなのに、実力を備えた方ばかりなので緊張感半端なかったです。この緊張感は、人を成長させますよね。Instagramでのご縁で始まった五葉舎の会。素敵な出会いに、感謝しかないです。