2024.04.05 00:11風を活ける。いけばなの作品に、空気感を盛り込む。その2。今回は、春の嵐のような強い風を表現することに挑戦。目に見えないものを、どう表現し、感じ取ってもらうか。すごく面白い視点だと思うですよね。新芽がでてくると、これだけ枝を撓めすことはできないんだけどね。水揚げが悪くなるから、新芽が萎れてしまう。風の流れを表現したいときは、撓めしやすい枝、水揚げの心配がない枝を選んで活ける必要がでてくるよ。でも、自在に撓めすことが出来るようになったら、活け手にとって、めっちゃ楽しい表現の仕方だと思う。
2024.04.04 00:28風(空気)を感じさせるように。いけばなと、フラワーアレンジメントの違いは、「動き」だと思っている。単に「画」として取り扱うのではなく、そこに目には見えない空気を仕込む、というか。その空気は、静寂をもたらしているのか。その空気は、そよ風を吹かせているのか。その空気は、荒々しい風を巻き起こしているのか。そんな情景を盛り込めるのが、いけばなだと思っている。これは、それを意識して、春の木漏れ日の中に漂う、ふうわりとした空気を意識して活けた作品です。彼岸桜を、枝垂桜に見立ててみました。