風(空気)を感じさせるように。

いけばなと、フラワーアレンジメントの違いは、「動き」だと思っている。


単に「画」として取り扱うのではなく、

そこに目には見えない空気を仕込む、というか。


その空気は、静寂をもたらしているのか。

その空気は、そよ風を吹かせているのか。

その空気は、荒々しい風を巻き起こしているのか。


そんな情景を盛り込めるのが、いけばなだと思っている。


これは、それを意識して、春の木漏れ日の中に漂う、ふうわりとした空気を

意識して活けた作品です。

彼岸桜を、枝垂桜に見立ててみました。

いけばな  八代流  (一宮校)

いけばなをしていると、いつの間にか夢中になって植物に触っている自分に、気づくことになります。そして、その時間こそが、自分自身を癒し、成長させてくれる貴重な時間になっていることを知ることになっていきます。

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