トロ~ンマッス

千日紅って、花が小さいから、なかなか主役として使われることの機会がない植物なんだけど、丸くコロンとした姿が愛らしいわけですよ。

もうね、愛らしさが、束になってやってきたら、もう、怖いもんなしでしょ?


そんな発想からですね、生まれたわけですよ。

同じ素材を、塊として使う方法を、いけばな用語では「マッス」って呼ぶんですが、

千日紅をマッス使いしてみたんですよ。


いけながら、心掛けたのは、トロミのある液体を、流し込む時のような、

あの、形造りながらも、形状をとどめてくれない境目のような状態をイメージして

仕上げました。使用する花器や、千日紅の色によって、いろんな表情になるなぁって

思っています。


小さな丸いフォルムの花なら、生けやすいと思います。

染めの千日紅みつけたら、再度チャレンジしてみよ。

いけばな  八代流  (一宮校)

いけばなをしていると、いつの間にか夢中になって植物に触っている自分に、気づくことになります。そして、その時間こそが、自分自身を癒し、成長させてくれる貴重な時間になっていることを知ることになっていきます。

0コメント

  • 1000 / 1000