雰囲気を作りだすということ。

花器に、花材をそのまま挿すのではなく、作意を盛り込み、なかったはずの雰囲気を作り出す作業は、とても面白いと思う。

自然のもものを、自然のままに活けるという手法もオツだけど、

自然のままの状態で、すでにアジのあるものを用いるからこその、それであって。


素材力に頼れないときには、作意を盛り込めばいい。


まっすぐなオクラレルカを、柔らかい曲線を作り出して添えてみる。

そうすると、周りの空気が和らぐから。

撓めすってこういうことだと思うんだよね。

いけばな  八代流  (一宮校)

いけばなをしていると、いつの間にか夢中になって植物に触っている自分に、気づくことになります。そして、その時間こそが、自分自身を癒し、成長させてくれる貴重な時間になっていることを知ることになっていきます。

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