枝を花器にセットしたら、曲づけです。
直線になっている枝を曲げていき、立体的な作品になるように仕上げていきます。
作り出される立体感は、流派によって違いがあります。
八代流のお生花の型に、バリエーションはありませんが、
曲のつけ方(仕上げた時の作品の幅感)によって、心のありようを表現します。
幅の短いものを真(しん)と呼び、
心の振れ幅のない、厳かな面持ちとしての表現となるために、
献花式であったり、格式を尊重する場合は、枝をあまり曲げずに活けます。
今回は、五葉舎の会という、お生花・格花の大好きな仲間が集まって、
京都で初のいけばな展を開催するということで、興奮しまくりの、心の振れ幅を
そのまま表現しようという思ったので、
仕上がり幅の長い、行(ぎょう)と呼んでいる曲のつけ方で仕上げることにしました。
まずは、役枝の束単位で、ざっくり曲げた画像が、こちら。
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